ミスティック・リバー

ミスティックリバーを見た。
とてつもなく、「ポリティカリー・インコレクト」な映画だというのが第一印象。
性犯罪者は殺されてしかるべき、「正義」のための人殺しは許容される。と。
現在のブッシュ政権が行っている政策にある意味忠実とも言える。
昨年1月始めの週刊文春のコラムで小林信彦が年が明けたばかりなのに早くも今年度ナンバーワン映画だなどとぶち上げていた記憶があり、そのこと自体がこの映画を見ることをオレから遠ざけていた部分もあったかとも思うが今回たまたま見て、想像以上のヒドさに驚いた。
クリント・イーストウッドの、極めて政治的で底浅い人間性を垣間見た思いだ。