*個人情報の対価は500円?

自転車メーカーのツノダから同社のメルマガ登録者の個人情報最大16,000件が流出したと報じられた。そして、個人情報が流出したと見られるユーザーにはお詫びに500円相当の金品を送るのだという。

先日のYahooBBの個人情報流出でも500円が送られたが今回のツノダもそれに倣ったものとみられる。昨今個人情報流出が一種のブームになっているが、今後もこの「500円」が対価として採用される事態が続出する可能性がある。

ただYahooBBのケースでこの弁償金(?)が採用されたのには多分に同社社長の個人的資質(消費者を金を落とす装置としか見なしていない、あるいは株式時価総額オリエンテッドの経営手法、その根拠はマスコミへの各種発言)が影を落としているものと思っていたが、他社がそれを「業界標準」として真似するとは何とも情けないことだ。思考停止もはなはだしいのではないか。