めざせ脱観光

土曜日は松伯美術館と東寺、日曜日は醍醐寺を訪ねた。

寺はいずれも春の特別観覧で、東寺では宝物館の密教資料が、また醍醐寺では金堂内部を見ることができた。

寺などめったに行くことはないが、建築物の構造や配置の様式的な美しさ、そして積み重ねられてきた歴史の重みには圧倒される思い。

竣工当時の地理的、政治的、文化的状況を現在見ることができる寺の姿に重ね合わせ透かし見るという方法で、重層的にこれら建築物のイマ的重要性を確かめるような視点を投入したいところだが、どうしても受け身で漫然と「観光」しちゃうんだよなあ。