シャープvs.イオン

シャープが台湾のメーカーに対し液晶テレビの販売停止を求める仮処分を申請したことにイオンが腹を立て、取引停止に踏み切ったが、わずか一日で撤回したという。

当初取引停止を知った時点で、イオンが感情的になりすぎだと思った。イオンにとってシャープを排除することによるメリットが何も感じられないからだ。

他の小売がここはチャンスとばかりに色めき立つだけだろう。

消費者から見ても巨大流通の奢りが伝わってくるばかりで、企業イメージを悪化させる効果しか感じ取れない。

今回の処置の即時撤回は当然の判断だと思うが、シャープ側も経営判断の過程で取引企業への事前説明など、必要な対応を取っていなかったことも問題であるとは言えよう。