ストックホルム症候群

今朝の新聞で「ストックホルム症候群」というものがあるのを初めて知った。

某サイトによると─「ストックホルム症候群」とは、「被害者が犯人に、必要以上の同情や連帯感、好意などをもってしまうこと」を言います。これは、誘拐や監禁などで犯人と接触する時間が長い場合に起こります。─と定義されている。

4/8にイラクで人質になった邦人3人もこの症候群に陥ることはないだろうか。

彼らがイラクイラク人に特に関心が高く、以前から現地市民のためにNPOなどとして活動をしていたとすれば、犯人たちの活動やその元となる思想にも一定の理解を寄せることは十分に考えられる。また、犯人同様反アメリカ的な考えは多かれ少なかれ元々持ち合わせていた可能性も推測できる。

今のところ犯人側から身代金の請求など強硬な要求もなく、不気味なほど静かな展開になっていることを考えてみれば、誘拐された3人がすでに犯人側と密接な関係を築き始めているということも全く考えられないわけではないかもしれない。