ライヴハウス考

最近ライヴハウスづいていて昨年12/10にはロバート・ランドルフ(新宿リキッド
ルーム)、今年2/5にはギャラクティック(渋谷クラブクアトロ)を見に行った。片
ジャムバンド、片やファンクバンドというカテゴライズであるが、ギャラクティッ
クはややポップに流れ過ぎかなという印象。


それにしてもどっちのハコも紫煙がすごい。タバコを吸わない身としては、家に帰っ
て服についた匂いに驚くばかりだ。タバコ嫌いの人は仮に好きなミュージシャン待望
の来日でも見に行けないのではないかと思った。


だがタバコを吸う彼ら彼女らの気持ちもわからないではない。演奏の大音量とタバコ
のドバ吸い相乗効果で最短時間で日常の向こう側へブッ飛びたいということだろう。
この場ではイッちゃったもん勝ちという空気がある。


昨今渋谷や六本木のクラブにおけるエクスタシーなどの擬似麻薬売買が犯罪として取
り沙汰されているが、ここでは擬似麻薬のさらに代替アイテムとしてタバコが消費さ
れているということだ。そう考えるとライヴハウスという空間は、健全なる(合法と
いう意味で)擬似トリップ体験場ともいえるわけだ。