厚生年金から逃れられるか

野口悠紀雄氏の「超リタイア法」(04/2/19)によれば、独立して「サラリーマン事業者」(青色申告事業者)となり、会社と業務委託契約を結び直すことにより、厚生年金から離脱し国民年金に移し変えることが可能となる。

一方国民年金未納者は300万人に上るという。「国民年金の保険料の強制徴収は、88年から90年にかけて実施され、5人が財産を差し押さえられた例があるだけ」なのだそうだ。かかる手間と費用を考えるとほとんど強制徴収を受ける確率は低そうだということだ。

現在の不合理な年金制度を変えるためには、粛粛と天引きに甘んじているサラリーマンが行動を起こす以外にないというのがここでの結論だ。

しかし今勤めている会社でそれが可能かどうかはまた別問題だ。しかし、しばし検討してみる価値はありそうだ。口先で文句ばかり言って行動しない人間では存在意義がないからな。