世にも珍妙なる裁定

昨日のK1曙×武蔵で角田信朗が、曙の反則攻撃でダメージを受け試合続行が困難になった武蔵にそのまま試合を続けさせ、その後の攻防で武蔵が倒れたら曙の反則負けとするなどという、わけのわからない裁定を下した。

武蔵のダメージが想像以上に大きいことがわかった瞬間、ただでさえボブサップ戦が拍子抜けの凡戦で観客からブーイングを浴びていただけに主催側は大いにあせったのだろう。
リングドクターは試合続行不能と診断したと放送にあったが、さてそれではドクターの存在意義はどこにあるのだろうか。

最近のK1に強く感じられる興行優先によるルール軽視の姿勢をあらためて浮き彫りにし視聴者に印象付ける形になったことは間違いない。

ともあれ、冷静さを失った人間はその場しのぎにかくも珍妙なアイデアを生み出してしまうのかと驚くが、笑ってばかりもいられないかも。